‘ウレタンソール’ タグのついている投稿

修理セミナーに参加 2

2010年12月18日 土曜日

修理セミナーに参加 2 次の修理のお題は、シャノンが代表的なモデルとして、ウレタンソールのオールソール交換。

シャノンだけでなく、初期のユーコン、モンタナもこの構造のモデルです。

さて、はがすのは簡単ですが、

履いていて、剥がれてくるのはカンベンということで、接着前の作業に時間をかけて入念に・・・

接着が付きやすいように、表面を削ったり、

専用の薬品を使って、接着前の処理やら、けっこう、行程複雑です。

すべては、履いていて、剥がれないように。そのために。

修理セミナーに参加 2
接着前の乾燥は、今回半日以上、

条件にもよりますが、これくらい乾かさないと、接着力が強くならないという事で。

接着後も専用木型、プレス機を使って、さらに圧着です。

修理セミナーに参加 2
正しい修理法を知る事で、靴の構造や弱点も良くわかります。カタログには載っていない、本当のビルケンシュトックを伝えられるとうれしいかな。

まあ、プロショップとしては、知っていてあたりまえ。出来て当たり前のことですけど・・・

修理法や接着剤、機材も常に進化。ということで、つねに学ぶ事は大事ですね。


BGM the riddle

ビルケンシュトック オークランド

2010年10月22日 金曜日

ビルケンシュトック オークランド
ありそうでなかった、ビルケンシュトックのワークブーツ、

新開発のラバーソールの採用で、通常モデルのウレタンソールとは、まったく違う履き心地に変化。

フットベットは、通常モデルと同じコルクのものがセットされていますが、

ソフトというか、柔らかさを感じて、心地よい。

ビルケンシュトック オークランド
普通、この手のワークブーツ系で見られるような、中敷が滑って、全体的に履き心地が固い、馴染むのに時間がかかる、

そんな感覚は、まったく無く、

ビルケンが手がけると、こんなに違うのか・・・

そんな印象の履き心地、オークランド。

外見上も、かなり本格仕様で、こだわりを感じる作りですが、まずは履き心地を体感してもらいたい、ビルケンシュトックです。

ビルケンシュトック オークランド
ビルケンシュトックのハイスペックブランド、TATAMIをメインにビルケンシュトック全ブランドから、本国ドイツで学んできた独自の履きやすさ でセレクト。

職人による修理や調整、購入後も安心のサポート、フットウェアプロショップです。

ビルケンシュトック フットプリント オークランド  ¥33600〔税込み〕


BGM Northern Lights

ヨーロッパシューズの修理

2010年2月1日 月曜日


こちらは、近頃ではあまり見かけなくなったナオト、

オールソール交換でお預かりです。

ナオトに限らず、ビルケンの修理も専門的にやっているので、

国内では、見たこともないような、ビルケンっぽい靴の修理の依頼もあり、

まあ、ヨーロッパに行くと、いろんな種類が、靴屋に並んでたりします・・・


ただ、構造はビルケン同様で、アッパーとフットベット〔インソール〕を接着してから、

底材を貼り付けている構造。

比較的ビルケンの木型が使えるものが多く、問題も少ない作業です。

純正パーツは入手できませんので、お客様と打ち合わせしながら、修理プランの製作、

なるべく、もとの状態に、そんな気持ちに修理させていただいています。

海外購入の靴で修理のお困りも、お気軽にお尋ねください。


なお、国内に代理店がある場合は、そちらが確実です。例えば、お尋ねが多いクラークスのハンドステッチウレタンソールから、ゴムソールへのオールソール交換。こんな修理、専用木型が無いとまず、復元は無理!


BGM Honey