次の修理のお題は、シャノンが代表的なモデルとして、ウレタンソールのオールソール交換。
シャノンだけでなく、初期のユーコン、モンタナもこの構造のモデルです。
さて、はがすのは簡単ですが、
履いていて、剥がれてくるのはカンベンということで、接着前の作業に時間をかけて入念に・・・
接着が付きやすいように、表面を削ったり、
専用の薬品を使って、接着前の処理やら、けっこう、行程複雑です。
すべては、履いていて、剥がれないように。そのために。
接着前の乾燥は、今回半日以上、
条件にもよりますが、これくらい乾かさないと、接着力が強くならないという事で。
接着後も専用木型、プレス機を使って、さらに圧着です。
正しい修理法を知る事で、靴の構造や弱点も良くわかります。カタログには載っていない、本当のビルケンシュトックを伝えられるとうれしいかな。
まあ、プロショップとしては、知っていてあたりまえ。出来て当たり前のことですけど・・・
修理法や接着剤、機材も常に進化。ということで、つねに学ぶ事は大事ですね。
BGM the riddle
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修理セミナーに参加 2
2010年12月18日 土曜日
ビルケンシュトック ボストンの修理
2010年1月2日 土曜日
お正月、2日ですが、ふつーにビルケンの修理でアップ、
今回、お預かりはフエルト素材のボストン、オールソール交換と、スエードライナーの交換です。
まずは、丁寧かつ迅速に底材を剥がした後、フエルト素材のアッパーを取り外して、
履きこまれた、トップライナーのスエードを剥がしていきます。
その後は、ビルケン専用の交換用スエードを丁寧に、貼っていきます。
ビルケン専用なので、履き心地は変わらず快適、この辺がプロショップのこだわり・・・
その後、これまた専用の木型を入れて、アッパーを接着後、底材を取り付け、
最後にプレス機で、圧着。
出来上がり後は、これまた、こだわりのクリーニング材を使って、フエルト素材をリフレッシュ、
大事に大切に使っていただいているので、表面もきれいにしたい、そんな気持ちを込めて・・・
どんな状態でも修理ができるとは、いえませんが、メンテしだいでは、ながーく使えるビルケンです。
取り扱っているプロショップだからこそ、より理解して、できるメンテナンスや修理も沢山あります。
まずは、お気軽にご相談ください。
BGM Hard To Say Im Sorry