またまた、修理セミナーのお話。
今回のお題は、ボルガやラインなどに代表される、EVAゴムの底材のオールソール交換です。
そう、抜き型を使った、ビルケンの多くのモデルに採用されている、底材。
大きめの底材を貼り付けて、後から回りを削り落とし、仕上げるテクニックもありますが、
アッパーをキズつけることも考えると、使用しているフットベットの品番にあった底材を始めに仕上げる事がきれいに仕上げるテクニックです。
その際、重要になるのが、ずばり、精密な底材用の型・・・
今回の上級セミナーの特典、型をコピーさせてもらえる!
というか、お願いして休憩時間を使って、貴重な型を取らせていただいただけですけど。
しかし、こんなチャンスな中々無いので、修理の際の大事な道具となります。
アッパーとの接着の際も、処理剤、接着剤、乾燥時間など細かい指示が、
すべては、せっかく修理してもはがれては、大問題ということです。
接着後は、お馴染みのビルケン専用の木型を使って、圧着。
カンタンに仕上げているようで、実は複雑、ビルケンシュトックです。
ビルケンシュトックのハイスペックブランド、TATAMIをメインにビルケンシュトック全ブランドから、本国ドイツで学んできた独自の履きやすさ でセレクト。
職人による修理や調整、購入後も安心のサポート、フットウェアプロショップです。
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次の修理のお題は、シャノンが代表的なモデルとして、ウレタンソールのオールソール交換。
シャノンだけでなく、初期のユーコン、モンタナもこの構造のモデルです。
さて、はがすのは簡単ですが、
履いていて、剥がれてくるのはカンベンということで、接着前の作業に時間をかけて入念に・・・
接着が付きやすいように、表面を削ったり、
専用の薬品を使って、接着前の処理やら、けっこう、行程複雑です。
すべては、履いていて、剥がれないように。そのために。
接着前の乾燥は、今回半日以上、
条件にもよりますが、これくらい乾かさないと、接着力が強くならないという事で。
接着後も専用木型、プレス機を使って、さらに圧着です。
正しい修理法を知る事で、靴の構造や弱点も良くわかります。カタログには載っていない、本当のビルケンシュトックを伝えられるとうれしいかな。
まあ、プロショップとしては、知っていてあたりまえ。出来て当たり前のことですけど・・・
修理法や接着剤、機材も常に進化。ということで、つねに学ぶ事は大事ですね。
BGM the riddle
禁断の修理、後編です
ビルケンのサイズ変更作業、後編です。
前編を見逃した方、詳細画像もこちらを
まずは、今回のモデルのご紹介、
ギゼのパテント〔エナメル〕モデルで、ナロー幅のサイズ36。
こちらを同じく、ナロー幅の37にアップ。
用意するのは、37のフットベットとアウトソール、そして今回はあまり使用していませんでしたので、トング部分のビルケン専用のカシメのみ。
さあ、作業ですが、素材がパテントなので、底材を剥がすにも、削り取るとキズが目立つので、今回は薬品を使って、底材を剥がします。
新しいフットベットにトングのパーツが入るように、カットを入れて、取り付け後、バンドを接着。
底材を取り付ける前に、ビルケン専用木型を入れて、圧着。〔これはかなり重要、木型を使用するとしないでは、仕上がり履き心地も全然違います。〕
最後に全体を磨き上げて完成です。
しかし、この作業って、購入時に履いてみることで、かなり防げることです。コストもそれなりにかかりますし・・・
ということで、プロからのアドバイス、履いたことの無いモデルは実際に自分の足で合せてみる!
サイズ表示は、あくまで目安で、モデルによってサイズを換えるのも、アリです。
これからの季節活躍のビルケン、ぞくぞく入荷中、
長崎NO.1のモデル数!ビルケンシュトックの正規販売代理店です。
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