次の修理のお題は、シャノンが代表的なモデルとして、ウレタンソールのオールソール交換。

シャノンだけでなく、初期のユーコン、モンタナもこの構造のモデルです。

さて、はがすのは簡単ですが、

履いていて、剥がれてくるのはカンベンということで、接着前の作業に時間をかけて入念に・・・

接着が付きやすいように、表面を削ったり、

専用の薬品を使って、接着前の処理やら、けっこう、行程複雑です。

すべては、履いていて、剥がれないように。そのために。


接着前の乾燥は、今回半日以上、

条件にもよりますが、これくらい乾かさないと、接着力が強くならないという事で。

接着後も専用木型、プレス機を使って、さらに圧着です。


正しい修理法を知る事で、靴の構造や弱点も良くわかります。カタログには載っていない、本当のビルケンシュトックを伝えられるとうれしいかな。

まあ、プロショップとしては、知っていてあたりまえ。出来て当たり前のことですけど・・・

修理法や接着剤、機材も常に進化。ということで、つねに学ぶ事は大事ですね。


BGM　the riddle

昨日の続きです。

汚れたスエードライナーを丁寧に剥がして、

接着剤を塗る前に、ベースのコルクのクリーニング。

この作業で、接着力が増しますが、

メインは、普段できないコルクベースの乾燥、除菌。


後は、専用の接着剤を塗って、

新しい、ライナーのロゴを合わせて、接着。

最後に、回りの革をキレイにカットして完成です。

ついでに、ビルコフローのバンドの汚れを落として、ローションで保護も・・・

これで、来年、夏のビルケンの準備は完璧かと。


取り扱っているプロショップだからこそ、より理解して、できるメンテナンスや修理も沢山あります。

まずは、お気軽にご相談ください。


BGM　Family Of Man

靴が大好きの靴屋の店長です
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