一泊二日の集中、修理セミナーでしたが、かなり難易度の高い、
そして普段やっている事ですが、細かい所に神経を使うと、仕上がりや強度もまったく違うということを感じました。
しかし、私達の説明もまだまだなのか、
修理ができる事を知らない方が、まだまだ多いそうです。
TATAMIを含めて、ビルケンシュトックの底材が交換可能とか、
コルクのフットベットの上に貼ってある、スエードのライナーもちゃんと各ブランドのロゴ入りがあったりとか、
お気に入りのダックフィートのクレープソール。わざわざ、本国から取り寄せた、オリジナルパーツなど。
あと、ダックフィートだと、特徴的なヒモも換えがあります。
こういうことも、販売する際に、伝える事も、私達の大事な仕事かと・・・
そういえば、購入する際に修理の事を尋ねる方が増えてきました。
皆さん、困ってから考えるのではなく、想定される事ですので、当たり前といえば当たり前です。
今回の参加で、より深く各ブランドごとの特徴も理解しての修理ができるようになったと思います。
最後に、セミナーを開催していただいたシードコーポレーションの皆様と、一緒に参加した沖縄の真喜屋さん、ありがとうございました。
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修理セミナーに参加 最終回
修理セミナーに参加 6
今回のお題は、今の時期だとオクラホマなど、多くのモデルに採用されている、バックルの交換。
TATAMIやビルキーなど、ビルケンシュトックブランドのロゴが入った特徴的なパーツでもあり、
大きさもさまざまで、カラーも色々あります。
この作業には、ビルケンシュトック特製の工具が必要となり、
また、テクニックが無いと、中々使えないシロモノです。
やってもやっても、また失敗なんか、普通。モデルやバックルの取り付け位置によっては、お断りしたい修理の一つかも。
原理的には、金属のバックルをハリというか、タマというか、小さな固い針金のようなモノをホッチキスのようにカチッと留めるだけなのですが・・・
ドイツからの解説書がある訳ではないので、経験や練習がすべてです。
今回、自分の作業のまずかった点も指摘してもらって、かなり失敗なく取り付けができそうです。
ビルケンシュトックのハイスペックブランド、TATAMIをメインにビルケンシュトック全ブランドから、本国ドイツで学んできた独自の履きやすさ でセレクト。
職人による修理や調整、購入後も安心のサポート、フットウェアプロショップです。
BGM You’ll Know Its Me
修理セミナーに参加 5
今回のお題は、「育てるように、履き続けるダックフィート」のオールソール交換です。
ご存知の通り、ダックフィートの底材は本クレープ、解りやすく言うと生ゴム。
実は、底材はサイズごとに本国から、取り寄せている純正のオリジナルパーツを使用しています。
たしかに、国内の修理用パーツとして、クレープソールはありますが、
びみょーに色が違っていたり、固さも違ってたり・・・
どうせ修理するなら、本物、純正がゼッタイいいですね。
なお、剥がす際は比較的、削ってしまえば、カンタンな作業ですが、
再接着の際がたいへん、汚れや油などキレイに除去。この作業しだいで、カンタンに剥がれてクレームとなる事も。
作業の合間に、どのくらいを目安に、交換なのか聞いたところ、
まあ、条件にも左右されるが、生ゴム自体が自然なモノなので、5、6年が目安なのでは。という事でした。
その際も、購入のショップで、確認してもらうとより確実です。
正しいお手入れで、10年は軽く付き合える、本格ハンドメイドシューズのダックフィートです。
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