次の修理のお題は、シャノンが代表的なモデルとして、ウレタンソールのオールソール交換。
シャノンだけでなく、初期のユーコン、モンタナもこの構造のモデルです。
さて、はがすのは簡単ですが、
履いていて、剥がれてくるのはカンベンということで、接着前の作業に時間をかけて入念に・・・
接着が付きやすいように、表面を削ったり、
専用の薬品を使って、接着前の処理やら、けっこう、行程複雑です。
すべては、履いていて、剥がれないように。そのために。
接着前の乾燥は、今回半日以上、
条件にもよりますが、これくらい乾かさないと、接着力が強くならないという事で。
接着後も専用木型、プレス機を使って、さらに圧着です。
正しい修理法を知る事で、靴の構造や弱点も良くわかります。カタログには載っていない、本当のビルケンシュトックを伝えられるとうれしいかな。
まあ、プロショップとしては、知っていてあたりまえ。出来て当たり前のことですけど・・・
修理法や接着剤、機材も常に進化。ということで、つねに学ぶ事は大事ですね。
BGM the riddle
‘修理セミナー’ タグのついている投稿
修理セミナーに参加 2
修理セミナーに参加
14、15日と富士山のふもと、静岡に出張していました。
内容的には、上級修理セミナーということで、
TATAMIやビルキーなどのビルケンシュトックに関してと、
ダックフィートやロインツに関してという内容でした。
場所は毎回お世話になっている、シードコーポレーション、解り易くいうとTATAMIジャパンです。
まず、始めのお題は・・・
ビルケンのサンダル等で、長く使っていると気になる、トップレザーの汚れ。そう、各ロゴの入ったスエード部分の交換作業。
私も普段からおこなっている作業ですが、
より効率的、そして正しい方法で学んで仕上げの綺麗さや、はがれにくさを学びたかった事の一つでした。
一見、剥がして、新しいスエードを貼り付ける。とカンタンそうに感じますが、
やっぱり見えない部分に秘密あり。ということで、工具、薬品、接着剤もそれに合った物で、特殊でした。あと、作業手順も。
講師の先生からのチェックも厳しく。この講義、実践で、今まで以上の仕上がりが期待できそうです。
一緒にセミナーを受けた沖縄の真喜屋さん、お疲れ様でした。
BGM Walkman
BIRKENSTOCK サリナの修理
御買上げいただいた、ビルケンシュトックが、
いつまでも快適に、使えるよう修理やメンテナンスも大事な仕事です。
買っていただいた後は関係ない!何て考えている、ビルケンを雑貨や使い捨てと思っているショップにはどうでもいいことかもしれませんが、
私のような、ビルケンシュトックを取り扱っているプロショップには、重要です。
で、今回のサリナは、
底材の減りとフットベットのコルクの割れということで、
アッパーのブラックフラワーのバンド以外の全交換。
もちろん、ビルキーのフットベットを取り寄せて、履き心地も新品に。
まだまだ、ながーく使えるビルケンの完成です。
専門に取り扱っているプロショップだからこそ、より理解してできる、安心のメンテナンスや修理も沢山あります。
購入後の修理等も、お気軽にご相談ください。
メーカー主催の修理セミナーにも毎回参加させていただいているので、リペアサービス推奨店にもなりました。
全国専門店ショップリスト
BGM Something in My Eye