次の修理のお題は、シャノンが代表的なモデルとして、ウレタンソールのオールソール交換。
シャノンだけでなく、初期のユーコン、モンタナもこの構造のモデルです。
さて、はがすのは簡単ですが、
履いていて、剥がれてくるのはカンベンということで、接着前の作業に時間をかけて入念に・・・
接着が付きやすいように、表面を削ったり、
専用の薬品を使って、接着前の処理やら、けっこう、行程複雑です。
すべては、履いていて、剥がれないように。そのために。
接着前の乾燥は、今回半日以上、
条件にもよりますが、これくらい乾かさないと、接着力が強くならないという事で。
接着後も専用木型、プレス機を使って、さらに圧着です。
正しい修理法を知る事で、靴の構造や弱点も良くわかります。カタログには載っていない、本当のビルケンシュトックを伝えられるとうれしいかな。
まあ、プロショップとしては、知っていてあたりまえ。出来て当たり前のことですけど・・・
修理法や接着剤、機材も常に進化。ということで、つねに学ぶ事は大事ですね。
BGM the riddle
‘修理法’ タグのついている投稿
修理セミナーに参加 2
2010年12月18日 土曜日
ビルケンシュトックの修理
2010年7月5日 月曜日
靴の修理屋に出したら、こんなになってました・・・
そんなかわいそうなモデル、サハラちゃんです。
底材がビルケン純正モノじゃないし、すっごく重たくなってるし、一番まずいのが、釘を打ってること。
フットベットのコルク素材には、釘は利かないし、釘を通して水分が浸入、最後はコルク崩壊となります。
こういう事にもならないように、必ずビルケンの修理は購入した所にご依頼がベスト、
その際に、うちのショップのような、メーカー推薦の修理もこなす販売店以外での購入の場合は、
必ず、ビルケンシュトックジャパンもしくは、TATAMIジャパンへのメーカー修理を必ずご依頼ください。
まだまだ販売店によっては、ビルケンの事を理解できていないという、声も聞きますので・・・
きちんとしたメンテナンスで、長く使えるビルケンですが、工具や接着剤、修理法なども特殊なモノも多いのも特徴なビルケンです。
長崎NO.1のモデル数!ビルケンシュトックの正規販売代理店です。
BGM You Make Me Say